Tokyo HideOut

アラフォー外資系金融勤務のゲイHideが描く日常

お祈り後からの就活

2018年はブログ活動していなかったわけだが、出家したとか、悟りを開いた、という特段の理由があったわけではない。2017年に記事を数本このウェブサイトでリリースしたが、お金で愛を買おうとし、たまに現れる自分に好意を示してくれるゲイ男にのめり込んだ、弱くて格好悪い自分について客観的に記述したつもりだった。一連の記述でスッキリしたことと、目下、何もネタがない生活をしていることで、ブログ生活から遠のいていたというのが、2018年に何の記事もリリースしなかった言い訳だ。


このブログ本来の目的である自分の恋愛就職活動については、結論から言うと、これまでの確率論で言っても一生成功することはなく、成就することが無い活動だと認識している。それは自分自身の身体的な魅力が劣っている事と、ゲイ男性の性的欲求を刺激する要素に乏しいと言うのがその根拠だ。


そんなゲイカーストの最下層の人間にとって、ゲイアプリは単なる周囲の会ったこともないゲイ御仁の安否確認ツールに成り下がっている。SECOM社もデートアプリから派生した安否確認ツールをApp Storeでリリースしても良いくらいだ。そんな自分の乏しいリアル活動の中でも特に不満なのが、出会い後のレーティングシステムを何故導入しないのかと言う事だ。


人工知能が発達して複雑なアルゴリズムを組めるようになることで、「何故今回出会った人とは上手く会話が進まなかったのか」、「そもそも写真と本人が違った」、「言動がエキセントリック過ぎてコミュニケーションが取れなかった」、「無職でコーヒー代無心された」、「実際に出会ったみたらジミー大西だった」、などアプリ上でのマッチ後、ユーザー間でいろんな不具合があるにもかかわらず、全くフォローアップされずに、我々は次のマッチング出会いを探さざるを得ない事態に陥っているのが現実だ。


出会いアプリのナインモンスターでは、人気度合いによって自分のプロファイルのレベルが決まると言う、何とも残酷だが現実的なシステムが導入されている。しかし、そこに肉欲からの観点以外のレーティングシステムもあって良いと思う。イケメンが実は会ってみると、「凄く独りよがりな挿入セックスマシーンだった」、とか、「イケメンなのに鬼級に残酷な性格の持ち主だった」、とか、事後のレーティングを反映したプロファイルシスステムってあっても良いのではないか。


恐らく事後のフィードバックは千差万別だし、カテゴリ分けも難しいだろう。また必ずしも客観的な評価にはなりにくい事から、プロファイルに反映させる比重は少なくする、といった事も対策として必要だと思う。


企業の就職活動も単なるお祈りメールだけで面接にすら進めない事って沢山ある。「学歴フィルターでした」、「あんた挙動不審過ぎて社会人向いてないんちゃうか」、「グループディスカッションで何も発言していない」等、実際の就活もフィードバックくれたら良いんだけど、正直に言ってしまうと企業側としても不都合な立場になり得る場合もあるから、一方的なお祈りと「慎重な検討の結果」という断付きで、選考失敗となることが普通だ。

 

結局は世の中自体が不平等で、スタートラインから違っているという事を、少なくとも大学生時代の自分は理解していなかった。


ゲイとしてモテるにもある程度の戦略があって、ある一定の所までは行けるものの、最後は結局のところ、美味しそうな身体と顔面骨格をしている男性だけが生き残れる世界である。その中でも結婚やパートナーシップを結べている人達は、ほんの一握りの僅かだが非常に信念の強い人達で、愛に溢れた良い人たちなんだろうなぁと思う。

 

ゲイアプリで出会っても、外見気に入らなかったら、即言ってくれれば良いけど、日本人だとそんなストレートな人っていない。気まずい雰囲気で一言も話さずにお茶したり、時間を潰したりという状況になる事は、よくある事だ。人に溢れた新宿まで出て、待ち合わせの場所に行って出会った相手の、最初の一瞥が自分はとても怖い。こんな眼で見られることには慣れているが、こんな状況に何度か遭遇すると、リアルに会うことが怖くなってくる。

 

ゲイプライドって言うけど、そんなのはゲイカーストの中層以上の恵まれた人達だけに言えることだ。こんな状況でゲイであることにプライドなんて持てるわけがない。出会い系アプリの事後レーティングシステム導入、なんて真っ当に見える提案をしたものの、自分の場合は「画像詐欺」「挙動不審」「うるさい」といった評価だろうか。

 

20代後半から約10年間、出会い系アプリでいろんな人と出会ってきた。結局得られた事としては、自分の持っていた恋愛への虚像を捨てられた、パートナーシップが自分の身の丈には合っていない、結局は諦めることを忍耐強く学びなはれ、という事だった。「いや、それ努力してへんあんたが悪いんやで、筋トレして性格なおしーや!」という意見、正しい。まあ、それなりにやってるんやけどね… って突っ込みしてくるんやったら一回会ってみたらええやん!

 

という事で、2019年もぼちぼちアプリ活動やっていきます(結局やるんかい…)。

 

本日の二軒

China Room または尖沙咀     六本木

六本木のグランドハイアット東京内にある中華レストラン。週末の飲茶食べ放題ランチがおすすめ。メイン2種選べて飲茶も食べ放題。味は美味しいし、雰囲気も良い。同じ値段でなら隣のオークドアよりもここがランチではおすすめ。チムサーチョイはもっとカジュアルな飲茶店。使い勝手も良く、若干古びたビルにあるのも香港っぽい。香港行きたいけど、ちょっと時間ないねん、というときは取り敢えずChina Roomか尖沙咀で!

 

チャイナルーム

03-4333-8785

東京都港区六本木6-10-3 六本木ヒルズ グランド ハイアット 東京 6F

https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13017089/


尖沙咀

03-3403-0166

東京都港区六本木7-17-12 六本木ビジネスアパートメンツ101

https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13102339/

 

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