Tokyo HideOut

アラフォー外資系金融勤務のゲイHideが描く日常

『きのう何食べた?』とシンプルな愛情の尊さ

民放番組見逃し配信アプリTVerは秀逸

うちにはテレビが無い。仕事柄、TV番組をチェックする必要もあるし、見たい番組もある。そんな時はテレビ番組見逃し配信アプリのTVerを使えば大丈夫。コマーシャルが出てくるけど、無料だし、過去のエピソードも遡れるので非常に便利なアプリだと思う。TBS主導でローンチした、この民放の見逃し配信アプリ、自分の中ではAbemaTVと同様に日常生活に無くてはならないアプリだ。


きのう何食べた?』は視聴回数首位も

TVerアプリでもドラマ視聴回数トップか上位にランクインするのが、以下リンクの『きのう何食べた?』である。正直、西島秀俊はゲイっぽくないし、無理がある配役だと思うけど、役としての史朗さんもゲイであることをどこか受け入れられずに生きている感もあることから、彼ぐらいの違和感ある配役でちょうど良いのかも。内野聖陽は風貌と仕草がゲイっぽく仕上がってて、うまいなぁと毎回思わされる。でも御二方ともやっぱりノンケで生きてきた方達だから、人物から醸し出される雰囲気はノンケそのもの。ケンジのゲイっぽさは演技で出ているものの、ノンケのボロが雰囲気で其処此処と出てしまっている、ってまあ仕方ないよね。。とは言え、原作も好きだし、テレビドラマも原作を踏襲しつつ、それぞれの俳優さんの良さが出ているいい作品だ。

 

きのう何食べた?
第5話#TVer #きのう何食べた?
https://tver.jp/episode/57821683

youtu.be
日常の何気ないシンプルな愛

腐女子向けのボーイズラブは正直苦手だ。そしてボーイズラブではドラマのヒット作品には成り得ないと思う。『きのう何食べた?』が受けているのは、男同士の絡みが極力無い中で、日々の食卓を共に過ごすという単調ながらも大事な過程を共有する事で伝わってくる、じんわりとした平和な愛を描いているからだと思う。それがたまたま男同士のカップルだったという話。


食卓を囲むまでの日々の暮らしは、子供がいる、両親が居る、同性カップルである、などの様々な違いはあれど、みんなが安心できる(はずの?)平和な場所。「おいしいー」「だろー?もっと食えよ」史朗さんとケンジのやり取りはシンプルだけど愛に溢れている、そんな印象を受けて視聴者の自分もホッとする。嫌な出来事や気まずい出来事が有っても、食卓を囲んで美味しいご飯を食べれば、何とか明日に進んでいける。そういうシンプルな愛情が視聴者に受けているのでは、と言うのが僕なりの『きのう何食べた?』に対する分析だ。


性的嗜好に関係無く、みんなが欲しいのはシンプルな愛情と毎日の平和な日常なのかもしれない。ゲイアプリで欲しいものも本当はこういう何気無い平和な日常なんだと、少なくとも自分は思う。しかしながら、日常を誰かと日々共有する関係を持つことは、自分の未熟な内面やこれまでの試行錯誤から考えると、恐らく一生難しいのかもしれない。だからこそ機会に恵まれているゲイ友で、結局最後に相手からのコミットメントを得られなかった、というような話を聞くと、こっちまでがっかりとしてしまう。


40代ゲイ二人、カップルには至らずの話

このドラマみたいに、僕の知り合いのゲイ友で、お相手が弁護士さんというカッコいいゲイカップルがいた。年齢も二人ともこのドラマと同じく40代。でもお相手の弁護士さんが最終的には、相手(こっちが僕の友達)に対してコミットメントできない、という事になり、結局カップルとしては継続しない事になったそうだ。お互い好きなはずなのに、僕からすると勿体ない!と思ってしまう。


まあその友達はモテるタイプだし、恐らくまた暫くして新しい出会いがあると思うのでそこまで心配していない。でも40代ってもう若くない。この先どんなライフプランがあるとか分からないけど、お互いある程度居心地が良いんだったら、史朗さんとケンジみたいに、思い切って一定期間住んでみてもいいと思う。日常をシェアして分かるお互いの姿もあるし、日々食卓を共にして、繰り返していく平和な日常の中で気付く幸せもあるかもしれない。


周りは慎重にとか無謀だとか言うかもしれない。でもそんなの気にしなくて良い。それよりも大事なのは、好きだと言う相手に出会えた事と一緒に居たいということ。そして、今後ふらふらと適当にヤリながら遊んで過ごせるほど若くないという事。相手がマッチョで巨根という事よりも、日々一緒に過ごしたい相手なのかという事が大事なのではと思う。でもゲイって欲張り、肉欲と愛情、両方欲しんだよね、だから誰もマッチングしない、笑

まあ仕方ないよね、『きのう何食べた?』でも観てこういう関係良いなーって思うしかないか。


本日の二軒:

銀座の中華薬膳料理、星福

ディナーで再訪。フカヒレや春巻きなど定番中華料理に挟まれて、薬膳スープが出てくる。中華薬膳詳しくないけど、会社の姉様曰く「こんな薬膳の具沢山でこの値段安い」との事。料理とサービスも仕事はしっかりしていて、銀座の中華では定番コース。


中国薬膳料理星福

050-5872-2123

東京都中央区銀座6-9-9 かねまつビル6F

https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13000574/


Andaz Tokyo - The Tavern

虎ノ門ヒルズにあるAndaz東京のメインダイニング、Tavernは週末ブランチがおススメ。前菜が食べ放題な上に、メインディッシュも数品の中から選べて一人で7,000円くらい。料理もボリュームあるし味もしっかり。凄い!っていう発見は無いけれど、空間の雰囲気、サービス内容、食事のクオリティを考えると週末の昼下がりを過ごすには格好の場所。51階という高層階も非日常感をサポートしてくれる大事な要素。


アンダーズ・タヴァン・ラウンジ&バー

03-6830-7739

東京都港区虎ノ門1-23-4 虎ノ門ヒルズアンダーズ東京51F

https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13209650/