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Tokyo HideOut

アラフォー外資系金融勤務のゲイHideが描く日常

セックスコモディティ化の果てに在るもの

先日会社のセールスの先輩と話していた時に、ふと家で仕事をしているかという話になった。
「実はさ、俺家にパソコンないんだよね」「えっ、じゃどうやって抜いてるんですか?」
「いや、実物呼ぶか、スマホでやってるよ、笑。でも最近は、セクフレでもそれなりに食事して話も楽しめる子が良いんだよね。デリバリーは本当に、デリバリー!って感じでさ、上下運動にしか思えなくなって」

 

客観的に会話を見返してみると、自分でもどんな会社だよ、と思うし、自分の民度の低さが現れていて若干凹むが、仕方がない。仲が良い先輩なのでまあ良いだろう。しかし、会社でも有名なヤリチンのYさんでも、上下運動はもう嫌なのか、と。先日会ったゲイ友は、友達との待ち合わせまで2時間くらい時間が有ったので、アプリで3P相手を招集し、見ず知らずの男達と3Pをしたそうだ。嘘か本当か分からない話だが、スマホによりセックスがコモディティ化してしまった、と感じるのは僕だけだろうか。

 

一方で、会社の先輩のように、上下運動以上の付加価値を求めている御仁がいるのも事実である。そもそも、セクフレがここまで汎用化し手に入り易くなる以前は、一連のプロセスが有って、挿入へと展開していたはずだ。

 

また、現在よりも従来は風俗へのアクセスもハードルは低かったのではなかろうか。これは人類文明開花と共に在った風俗業界の歴史を紐解く必要があろうが、スマホの普及は、男女間の性交に限って言えば、ここのスマホバイスまたはPCデバイスと個人間とのやり取りに限定され、「風俗若干後ろめたい」と面倒臭い感情を抱く恐らく多数派と思われるユーザー層を取り込むことに成功したのだろうか。

 

ゲイについて言うと、ゲイ出会いのスマホアプリは、ゲイメンバーのオンラインでのプロファイルの明確化、市場の流動性向上に資したが、一方で市場平均層のマッチング不消化を大きな問題として産んだ。既出のゲイ友のように、コンビニに行くように3P相手が見つかる程、僕の市場価値は高く無いだろう。しかし、ゲイ市場でのセックスのコモディティ化は目に余るものがある。三島由紀夫にもセクフレが居たらしいし、こういう簡単な性交、今に始まった事ではないが、男女間の恋愛感情ですら曖昧になってきている昨今(バイセクシャルが欧米ではぼちぼち見られるようになってきた状況下)、愛情も抱ける、普通に生活できるよ、というロールモデルがもっと出てきてくれることを願うばかりだ。今のような上下運動の繰り返しは正直もう充分である。やる事も全て想定できるし、もうエクササイズのようにしか見えなくなってきた。

 

キス(すらない事もしばしば)→勃起→ズボンをずらす→硬い肉棒を咥える→キス(無い場合もあり)→乳首をまさぐる→挿入される→上下運動→相手がいく→自分がいく

 

自分について言えば、愛情を抱ける相手をあと10年の間に見つけることが出来るのだろうか。僕ももう若くはないし、最近人生に生きる意味を正直見出せなくなっている。しかしオープン化した社会はそこに在り続けるし、今後セクシャリティの後退が進む事は、経済上のメリットを考えても、可能性としてはそこまで高くないのでは、と僕は考えている。3月に長い休暇を頂くことにした。これまでとは異なる場所で暫くゆっくりして筋トレをしながら、40までのプランを練り直そうと思う。

 

(本日の一軒)
アラスカ 中目黒


中目黒と池尻の間の目黒区東山にあるヴィーガンカフェ。食材の選別からしっかりやっていて、お食事の内容も季節で変わる、しっかり仕事系カフェ。ヴィーガンでなくとも、しっかり野菜摂りたい時に訪れるお店。玄米派には嬉しい一軒である。

 

アラスカ
03-6425-7399
東京都目黒区東山2-5-7
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131705/13050658/